樹はHustler

これは私と貴方の記録

3年。空白。埋めたもの。出会い。別れ。決意。

これは私の記録。

 


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くしゃって笑う君が好き。

 

少し出っ歯な君が好き。

 

さらっとカッコいいこと言う君が好き。

 

 

 

 

 

 

 

 

だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2011年11月16日

キラキラの王子衣装を着て薔薇を持った5人組がデビューした。
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当時、嵐ファンだった私は友人の影響で彼らを知ることとなった。ちゃんと見たのは嵐と共演したMステがきっかけ。

 

 

キラキラの王子衣装にオレンジの腕章をした1番年上の中島健人に惹かれた。

 

彼のことはどこかで見たことあるなって思ってた。

あぁ、そうだ。B.I.Shadowだ。

あぁ、そうだ。VS嵐に出てたなぁ。

 

そのうち曲を聞くようになって友人からコンサートに誘われ、興味本意で2013年1月2日大阪城ホールに向かった。

初めての城ホで前年にpopcornで初めて嵐を見た私からしたらすごく近くて周りがきゃぴきゃぴしてて何もかも新鮮だった。 

スタンドの後ろから2列目とかでも肉眼で見えるから距離感にビックリした。

 

もうそんなに覚えてないけど彼の初めてのソロ曲Teleportationが大好きで、それを楽しみにしていたのは覚えてる。

DVDには残ってないけど色んなとこから健人に扮したJr.が出てきて電話をかける演出があった。そこからイントロがかかって始まった。

 

 

君へTeleportation どんな壁も越える

ただ君のもとへ すぐにTeleportation

 

 

Tの字のフリがカッコよくて惹かれた。

まだ少しあどけさが残った19歳。

そんな彼がカッコよくて惚れてしまった。

 

 

 

 

当時中学生だった私には掛け持ちするなんて概念もなくて、嵐にどっぷりハマってて金銭面的にも心の余裕もなくて、ましてや掛け持ちする勇気も自信もなくてSexy Zoneはそっと見守っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月日は流れてあの時代がきた。

 

 

 

 

 

 

 

朝テレビをつけて衝撃を受けた。

 

 

 

 

 

 

 

Sexy Zoneが3人体制になっていた。

 

 

Sexy Zoneは色んな体制をとります。

今後違うメンバーも入る可能性も

 

 

 

 

 

 

 

意味がわからなかった。

 

 

 

 

脱退を理由に減るのはわかるが、聡マリは脱退なんてしてない。彼らの意思ではなかったはず。真相なんて知らないけど。

 

次の日学校に行けば友人は悲しい顔をしてた。

松島のファンだったから。なんて声をかけたらいいのかわからなかった。言葉が出てこなかった。だって私の好きな人は推されてるから。何も言えなかった。

 

 

そしてそのままSexy Zoneの熱が少しずつ冷めていった。

 

 

私はデビュー当時の

次の嵐だ!ポスト嵐か?

世間の言葉を実際自分の目で見て感じたんだ。あぁ、この5人なら売れるな。なんて。

 

 

たまに聞く友人からの情報で彼らの成長を見届けていた。

 

 

更に月日は流れて2016年。

デビューから5年を前に彼は帰って来た。

5人で。成長して。5人で。
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それを知った私は友人にコンサートに行きたいと頼んだ。今考えたらすごい嫌な奴だろうけど友人は喜んでくれた。

無事に当選してチケットがやってきた。

2016年5月3日大阪城ホールに向かった。

 

 

アリーナだった。しかも花道から4つ横。

初めてのアリーナだった。すぐそこに健人がいて、すぐそこにSexy Zoneがいた。5人で。

 

成長して歌もダンスもMCも上手くなった彼らの再出発のコンサートを私はアリーナで見てしまった。

 

健人と風磨の絶対的シンメのデュエット曲

 Electric Shockで運命が変わった。

真横が健人の立ち位置で目の前で健人が歌って踊ってた。その曲はとてもカッコいい曲で大好きな曲でそれを1番の楽しみにしてきていた。

風磨のパートのときに健人が見てくれた。周りに健人担いなかったし目線は完全に私を見てくれてた。

 

時が止まるってこういうことかと思った。

 

実際はほんの数秒だったんだろうけど

私の体感では1分以上あって目が離せなかった。健人におとされた。私はおちた。

 

 

そこからしばらく記憶がない。

もう健人から目が離せなくなった。

健人がカッコよくて、カッコよくて、たまらなかった。

 

 

たまらなかったんだけど、この時にもう一人私の運命を変える人に出会った。

 

 

風磨のソロBut…でバックにSixTONESの4人がついた。

 

高地優吾

田中樹

松村北斗

森本慎太郎

 

それぞれ存在は知ってた。

B.I.Shadowだ。弟だ。って。

 

 花道を風磨が歌いながら歩いてきて

その後ろを躍りながらついてくる4人。

 

 

DVDには残ってないけどその日はキャップを脱いだり被ったりしながら踊っていた。

 

1人だけキャップを食わえて踊った。

森本慎太郎だった。

 

食わえながら踊った彼はそのまま歩いてきて立ち位置に止まった。

真横だった。もうその行為がカッコよくて風磨が見えなくなってた。慎太郎にしか目がいかなくなった。 ずっとその曲の時は慎太郎を見ていた。

 

 のちに彼がきっかけになるなんてこの時思いもしなかった。

 

5人で作ったコンサートは最高で楽しかった。

We are Sexy Zone って5人で並んで言う彼らの表情はとても生き生きとしてた。


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終わってから私は健人と慎太郎の話しかしなかった。それくらい2人が私の中で印象強かった。

 

正直言うと嵐のコンサートに行きたいのに当たらない。この負のループにうんざりしていた。茶の間でもいいんじゃないか、なんて。

 

時が止まったあの瞬間が忘れられなくて、もう一度彼を追いかけるチャンスだと思って、嵐からSexy Zoneに降りた。

 

 

 

こうして私は中島健人担になった。

 

 

 

 最初はほんとに楽しかった。嵐から仲良しの子、セクガルの友達もできて。

でもどこかで何かが足らなかった。

 

 

 

 

私が好きな健人はこんな健人だった?

こんな甘いセリフを言いまくる皆の王子だった?

 

 

 

 

違う。

 

 

 

 

私の好きな健人は飾らなくてもキラキラしてて、なのに少し天然で

顔面がぐしゃぐしゃになるくらい笑っちゃう健人だ。

 

 

 

 

 

私が追いかけなかった3年のうちに彼はラブホリ王子というキャラが出来上がり

甘い言葉を言う皆の王子中島健人になってた。

 

 

私は健人を見ているうちにこんなことを思っていた。

 

健人はこのキャラを好きでやってるの?

事務所、グループのため?

 

無理してるんじゃないかって。

 

 

当たってた。どこかのインタビューで言ってた。

「最初はこの(ラブホリ)キャラで甘い言葉を言うのが大変だった。」って。

 

ほら、そうじゃん。一人っ子の悪い癖だ。

事務所が世間が作り上げたイメージを壊さないように健人は

皆の想像の中島健人になったんだ。自ら型にはまったんだ。

一人遊びが得意だから、ごっこ遊びが得意だから、最初は苦痛じゃなかったんだ。

それが知らない間に引き返せないとこまで来たんだ。

 

 

そんな健人見たくない。世間の求めてる健人は私の好きな健人じゃない。

 

 

 

そんなことを心の片隅に残しながらSexy Zoneを見るために少クラを見た。

 

 

歯車が狂った。

 

 

あ、慎太郎だ、、、SixTONESだ、、、

 

 

その回はスペシャルダンスナンバーを披露した。(通称:ドロスト)

 

 

イントロから重低音響きまくりのカッコいい感じでゾクゾクした。

カッコいいなぁ、、なんて見てたら、

 

樹が突然メンバーに担がれた。担がれた頂点でラップを歌った。

言い回しとかラップ中の立ち振る舞いが何もかもがカッコよくて、

樹なんだけど聖にも見えて、でも樹で。

 

 

私が一回諦めた、私が求めていたものは樹が見せてくれた。

 

 

そこから少クラを見るたびにSixTONESが気になって、見るたびに樹を追いかけてて

気付けば好きになっていた。

 

 

そのままJr.と掛け持ちという若干の抵抗と不安を抱えながら

私の担当に田中樹が加わった。

 

 

 

 

 

 

 

そのまま素敵な友達と出会い一緒にSixTONESを追いかける事となり

2月に東西SHOW合戦に行くこととなる。(内容は「夢って叶うんだ。」参照)

 

 

 

完全に虜になった。樹に。

 

 

 

もう健人に情熱を愛を捧げる自信も気持ちもほぼなかった。

 

 

東西が終わってから決断した。

 

 

次で見納める。健人を。って。

 

 

2017年4月1日大阪城ホールに向かった。

簡単にまとめると懐古の嵐で泣くしかなかった。

5人で歌ったTeleportationがカッコよくて、健人がダントツカッコよかった。

カッコよかったのに、

健人におちたウェルセクもあとで気付いたバックのサマパラも

いちいち風磨の仕草やMCで出てきた単語でSixTONESを連想しちゃって、

 

極めつけは健人もソロでバックのJr.森継を見てウェルセクの樹に見えたこと。

あぁ、終わった。私は誰を見に来たの?健人だよね?樹はここにいないよ。

こんなにも健人が薄れてこんなにも樹が大きくなってたんだって。

 

 

アンコールでデビュー曲Sexy Zoneを当時のキラキラ王子衣装で歌ってくれた。

当時の映像、自己紹介からの本人登場だった。

 

 

 

 

 

当時の健人は私の大好きなニコニコの健人だった。

 

 

 

 

 

 

 

出てきた健人はバラを口にくわえて出てきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふとよぎった。

大阪初日の挨拶が。

 

 

 

「なりたい自分になりましょう。Sexy Zoneになってなりたい自分になれました。

 

 

間違ってた。

 

 

想像の健人は創造の健人だった。

 

健人は今の健人になりたかったんだ。

 

今私が見ている、皆が喜んでいる、私が見たいと思っていない健人に。

 

 

 

 

 

 

 

 

これが中島健人が目指した中島健人なんだ。

 

 

 

 

 

 

皆が喜んで歌い踊る中、私は涙が止まらなかった。

 

 

 

 

 

悲しくて。悲しくて。

 

 

 

 

もう私が応援する場所じゃない。応援できる立場じゃない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ありがとう。健人。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に大好きな笑顔を見せてくれた貴方。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

貴方の担当でよかった。

 

貴方がいたから、今の私がいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今から私は樹担。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

健人が教えてくれた居場所と勇気を抱いて

時間の許す限りまで、貴方に懸けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

健人が最後の影響を受けて好きになった人。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

樹が初めて自分から好きになった人。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後の担当。きっと。樹が全部叶えてくれる。見せてくれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キラキラした光を求めて。